eps 2 マインドセットを変えれば人生が変わる⁈
「マインドセットを変えれば人生が変わる⁈」というお話をお届けします。
みなさん、こんにちは
毎日をポジティブに、人生をハッピーに
インスピレーションの粒をお届けするNatsukiのLittle Talkへようこそ
今日は雨が降っているので、もしかして雨の音がバックグラウンドに入ってしまうかもしれませんが、しとしと雨の音も耳に心地良かったりしまよね。
さて、今回は、「マインドセットを変えれば人生が変わる!?」というお話をお届けしていきます。
まず、マインドセットとは何か?なのですが…
マインドセットと聞いて、横文字、カタカナということもあって、ピンと来ない方も多いかと思います。
マインドセットとは、ものの見方や考え方、自分が普段無意識にかけている色眼鏡と思っていただければ分かりやすいかと思います。
人それぞれ、ものの見方や考え方は違うので、同じ事柄を目の当たりにしても、人によって捉え方が違ってきます。
例えば、きのこ狩りに山に入った人が遭難して、無事救助された、というニュースを目にしたとして
ああ、無事に見つかってよかったな、と思う人もいれば
遭難したのが自分や親しい人じゃなくてよかった、と思う人もいて
ちゃんと準備をしないで山に入ったんじゃないの?とか
救助隊のお世話になるなんて、迷惑だよね、と思う人もいます。
同じニュースを見ても
それぞれ違ったマインドセット、色眼鏡を通して見ているので
違った考えや感情が涌き上がって来るんですね。
このマインドセットというものは、
過去のいくつもの経験が長年にわたって蓄積して形成されている場合や
マインドセットに大きく影響を与えるような過去のいくつかの出来事によって形成されている場合が多いです。
楽観的な性格、悲観的な性格と言われる通り
性格や自分のアイデンティティに直結する
固定的なもの、変えられないもの、と思われがち。
でも、それを変えることができるとすれば?
何を見ても悪い方向に考えてしまう人が
思考のベクトルを変えることができれば
今まで暗かった世界がぱっと明るくなるかもしれません。
私の父がこの間白内障の手術を受けて
手術の後に、世界はこんなに明るくてはっきりしていたのか!と感動していました。
手術を受ける前は、眼鏡をかけても、薄暗い、ぼんやりとした状態で
でも、長い時間をかけて白内障が進んでいたので、それに気づいてはいなかったんですね。
それと同じように、マインドセットという色眼鏡を一新することができれば、毎日の生活の中で物事の捉え方が変わってくる、そして、人生が変わってくるのではないでしょうか。
では、マインドセットを変えることは、何か大がかりな手術、きっかけとなるような出来事が必要なのでしょうか?
私の5か月になる息子が、少し前まで、背中スイッチがさく裂で、抱っこしていると大丈夫なのに寝かせようとした瞬間に泣きだすという時期があって
その時に、寝かされようとすると彼の頭の中は、「抱っこしてもらえなくなる」という不安感でいっぱいになっていて自動的に「泣く」という反応になってしまうので
泣きだしそうになったら、「あれ~どうしたの~」と明るい声を出して、気をそらさせて、「ママと一緒に遊ぼうか~」と、「寝かされる」という考えを「遊んでもらえる」という考えにすり替えるということを始めて
そうすると、背中スイッチが大分入りずらくなったんですね。
同じように、自分の中にどんなスイッチがあるのかを把握して、そのスイッチを入れないようにする、あるいは、違うスイッチを入れるようにするだけで、思考のベクトル、マインドセットを割と簡単に変えることができます。
マインドセットについては、キャロル・ドゥエックさんの「マインドセット」という本がすごく参考になるので、是非読んでみていただきたいのですが
本の中で、マインドセットには、fixed mindsetとgrowth mindsetがあると説明されています。
日本語訳の本では、「硬直マインドセット」と「しなやかマインドセット」と訳されているのですが
直訳すると、「固定型」のマインドセットと「成長型」のマインドセットとなります。
固定型のマインドセットの人は変化を嫌う、避ける傾向がある一方で、成長型のマインドセットの人は、チャレンジが好き、学びたい、という向上心が強い傾向があるそうです。
成長型のマインドセットの人の方が、固定型のマインドセットの人に比べて、成長しやすい、何か悪い事があっても、それに落ち潰されずに、ピンチをチャンスに変えることができるんですね。
それを聞いて、固定型のマインドセットの人は、すぐさま、成長型とかそういう人もいるかもしれないけど私には無理、と決めつけてしまう場合が多いかもしれません。
それは、固定型のマインドセットの人の典型的な考え方なので、ある意味自然な反応で
でも、固定型と成長型は紙一重というか、少しでも「いや、できるかも?」という可能性のドアを開くことができれば、一気に成長型に傾く可能性があると思います。
また、こういう話をすると、世の中の人が、「固定型」と「成長型」の2択しかないと思われるかもしれませんが
そんなに白黒ということではなく、半々だったり、60%40%でどっちかよりだったり、ミックスの場合が多いのかと。
著者が、マインドセットを変えるためのファーストステップは、まず、自分の中の固定型マインドセットを受け入れること、としているのですが
それが、実は思ったよりも難しくて
というのは、成長型のマインドセットを持っている人であっても、遭遇する物事によっては、固定型のマインドセットである場合もあって、自分の中に固定型のマインドセットがあると認めたくない、無意識に認めようとしないということもあるからなんです。
実は、私がそうで
最初、本を読んだ時に、成長型マインドセットに当てはまることも結構あったので、
うん?これはでも固定型のマインドセットなのかなと思うことがあっても、それを認めたがらない自分がいたんです。
でも、本を読み進める中で、固定型マインドセットの人の例として、パートナーが自分が定めたルールに従って家事をしてくれない時に、自分のルールが軽視されているような気になって、怒りをぶつけて、でも、後から、パートナーが自分によくしてくれていることを思い出して反省する、けれど、根本的なマインドセットは変わっていないから同じことを繰り返すというケースが紹介されていて
え、やばい、そっくりそのまま私なんだけど!!と本当にぱっと目が覚めて…
他の例を読み返してみると、100%ではなくても、自分にあてはまる固定型マインドセットのケースが結構あることに気が付いたんですね。
それで、まずスタートラインに立ったというか
自分の色眼鏡にも、確実に、固定型の要素があることを受け入れました。
それからは、どんな時に、固定型のマインドセットになりがちなのか
特に、ネガティブな考えや感情が芽生えてしまう時に、何がきっかけになってそうなったのかを観察する
そして、次に同じようなことがあった時に、考え方を意識的に成長型に変えるということをしています。
自分の中の固定型マインドセットを受け入れるというスタートラインにまず立てたら
そこからは、あ、今固定型になってるなと気づいたら、少しベクトルを変えるということを、少しずつやっていけばいいのですが
それは、毎日の積み重ねであって、見方によっては、気が遠くなるような作業かもしれません。
でも、毎日、自分のペースで、自分のできる範囲で、少しずつ世界に光を当ていけば、気が付いた時には、ずっと知らず知らずのうちにかけていた色眼鏡が一新されて、毎日が明るく、ポジティブに、人生がハッピーに変わっていくと思います。
最後に一言
固定型マインドセットだから、ネガティブ思考だから、いけないということではないんです。
私も、こんなネガティブ思考な自分は嫌だな、嫌いだな、と思うこともありますが
そんな一面も自分の一部として受け入れて、でも、それが、ポジティブになること、楽しく毎日を過ごすこと、チャレンジを乗り越えて成長することを妨げているかもしれないということも同時に受け入れて
できる範囲で変えようと思っています、自分のために。
短い人生、どうせなら、明るく、楽しく、ハッピーに過ごしたいですよね。
日々のマインドセットをちょっとずつ変えるトレーニング、一緒に始めてみませんか?
ということで今日は、「マインドセットを変えれば人生が変わる?!」というお話をお届けしていきました。
みなさまの感想をコメント欄でお知らせいただければとても嬉しいですし、Little Talkで取り上げてほしいトピックや個人的な質問があれば、こちらから声をお寄せください。
それでは、see you next time!
****************************
今回のお話で参考にした本↓
マインドセット「やればできる! 」の研究 キャロル・S・ドゥエック著
https://amzn.to/4514Q65
mindset – The New Psychology of Success by Carol S. Dweck
https://amzn.to/3V1m2Eh