eps 6 許す心とヘイトを手離す方法
許す心とヘイトを手離す方法というお話です。
みなさん、こんにちは
毎日をポジティブに、人生をハッピーに
インスピレーションの粒をお届けするNatsukiのLittle Talkへようこそ。
今回は、「許す心と憎しみを手離す方法」というお話と短いガイデッドメディテーションをお届けします。
ちょっと重く感じるトピックかもしれませんが、私も長年苦しんで、最近やっと分かってきたことなので、自分の再確認として、自分のヒーリングとして、このお話をお届けしたいと思います。
実は、本当につい先日あったことなのですが、ある近しい人から私にメッセージが送られてきて、その内容は
日本から出て行け
そして、これはその言葉そのものを口にすることは憚れるので少し和らげると、
早くあの世に行けという内容だったんです。
そういった言葉を文字にして向けられると、何だか呪いをかけられたようで、その文字が持つネガティブなパワーが強すぎて恐ろしく、すぐに削除しました。
SNSのコメントで見ず知らずの、自分のことを全く知らない人から攻撃的な言葉を投げかけられるだけでとてもショックですが、それが自分のことを知っている知り合いからであったら尚更ですよね。
昔から、そう言った憎しみ、攻撃の矛先を向けられると、まず何より、怖いという気持ちが湧き上がってきて立ちすくんで何も言えなくなってしまい、ただ、そういった恐怖に怯える自分が嫌で、戦えずに逃げている自分が嫌で、言い返したり、相手に立ち向かっている姿を夢に見たりしていました。
それが、今回は、あまり動揺することなく、向けられた憎しみを吸収することなくいられた自分がいたんです。
それは、ちょうど2か月ほど前にTEDトークのポッドキャストで聴いた、コメディアンであり詩人であるALOKさんのお話のおかげかもしれません。
ALOKさんは、トランスジェンダーで、それが理由で、謂れのない攻撃を受けることがあるそうですが、ある時から、こう思うようになってからは心が痛まなくなったそうです。
I’m sorry that you’re hurting but I’m giving you back the pain because it doesn’t belong to me、あなたが苦しんでいるのは申し訳ないけれど、その痛みは私のところにあるべきものではないからあなたのもとに返します。
誰かから傷けられる時、傷つけられたことに対して痛みを抱えると、それが相手に対する憎しみとなり、傷つけられたことを許すことでしか、自分の中の憎しみを手放すことができないんですね。
でも、憎しみを他人に向ける人が本当に憎んでいるのは自分自身。
本当に傷つけようとしているのは、傷つけているのは自分自身。
その人から仕掛けられた戦いは、実は、その人がその人自身を傷つけているだけであって、私を傷つけることはできないんですね。
だから今回、攻撃や憎しみの矛先を向けられて、心の中で言ったんです。
これはあなたと私の戦いではありません
これはあなたとあなた自身の戦いであって、私が関わることではありません
申し訳ないですが、私がその苦しみを分かち合うことはできません、と。
それで気づいたのは、相手が私を傷つけようとしても、私が傷つかないことを選択すれば、そもそも許すことなんて何もないんですね。
そして、そこには、ヘイトもない。
今まで、相手を許すことができなければ、本当の意味で前に進むことはできないと分かっていながら、過去にあったことを思い出しては怒りが湧き上がってきて完全に許すことはできないと思う自分がいました。
でも、最近になってやっと、相手を許さないこと、もともと相手に向けられて自分の中で持ち続けた憎しみを手放さないでいることが、無意識のうちに自分を苦しめていると分かった気がします。
許さないも何も、そもそも許すことなんてないんです。
過去に何があったとしても、今ここにいる自分は幸せで、自分のことを割と好きでいられる。
だから、もう、攻撃を受けたとしても、痛みを受けることもなければ、苦しむこともないと思えるようになりました。
ここからは、短いメディテーションをガイドしたいと思います。
同じように、過去に受けた傷で、痛みや恐怖、怒り、憎しみを心の中に抱えている人の傷を少しでも和らげることができますように。
楽な姿勢で座って
ゆっくりと目を閉じていきましょう
吸う息、吐く息、ひとつひとつ丁寧に行なって
鼻から吸って
口から吐いて
深い呼吸を繰り返しながら
体全体の緊張を解いて
リラックスさせていきましょう
鼻から吸って
口から吐いて
吸う息で空気とともに新しいエネルギーを体全体に送って
吐く息で空気とともに体の中に滞っているエネルギーを全て吐き切りましょう
鼻から吸って
口から吐いて
何回かご自身のペースで深い呼吸を繰り返しましょう
深い呼吸を段々と自然な呼吸に戻していきます
段々と意識を体の真ん中、ハートに傾けていって
そこにはどんな感情があるでしょうか
それが感覚として感じられる人
言葉として感じられる人
色や具体的なイメージとして感じられる人
それぞれ感じ方は異なるかもしれません
今自分のハートの中にある感情を感じてみましょう
それを何か変えようとするのではなく、ただただ、そこにある感情として観察していきます
そこから意識を体全体に向けて
足のつま先から、頭のてっぺんまで
一体としての自分を意識していきましょう
その体の見た目や様子がどうであれ
ハートに眠る感情がどうであれ
世界に1人しかいない自分という存在
その存在の尊さを感じて
今自分が安全な場所にいることを感じましょう
誰もあなたを傷つけることはできず
あなたも誰も傷つける必要はない
深い安心感を感じるとともに
心が静かに満たされていくのを感じましょう
体全体が安らぎで満たされていくのを感じましょう
段々と呼吸を深めていって
深い呼吸とともに、満たされた自分の存在を感じましょう
深い呼吸を段々と自然な呼吸に戻していって
意識をゆっくりと、今このメディテーションを行なっている、この場所、この部屋に戻して行きます
指先、足先を少し動かして
体に感覚を戻して行きましょう
準備ができたら、ゆっくりと目を開けていきます
いかがだったでしょうか。
今回は、「許す心とヘイトを手離す方法」というお話と短いガイデッドメディテーションをお届けしました。
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それでは、see you next time!